
「母が亡くなり、実家を相続することになったのですが、何から始めればいいのか分かりません。」
ある日、そんなご相談をメールでいただきました。
今回ご相談いただいたのは、滋賀県外にお住まいのご兄妹です。
お母様が亡くなられたことをきっかけに、大津市にあるご実家を相続することになりました。
しかし、お二人ともすでに県外に生活の拠点があり、今後ご実家に戻って暮らす予定はありません。
そこでお二人で話し合い、誰も住まなくなる実家を売却し、「実家じまい」をすることに決められました。
ただ、相続した不動産を売却するためには、相続登記や家財の整理、売却手続きなど、さまざまな準備が必要です。
今回は、遠方にお住まいのご兄妹が、どのように大津市の実家じまいを進められたのかをご紹介します。
ご相談のきっかけ|母親の逝去により突然実家を相続
お母様が亡くなられたのは、お盆前のことでした。
葬儀のため、埼玉県にお住まいのお兄様と、愛媛県にお住まいの妹様が、久しぶりに滋賀県大津市の実家へ戻ってこられました。
お二人ともすでにそれぞれの地域で生活をされており、大津市のご実家へ戻って暮らす予定はありません。
葬儀を終えると、お盆明けにはそれぞれの生活拠点へ戻らなければならない状況でした。
そこでお二人で相談され、
「今後誰も住まないのであれば、実家を売却して実家じまいをしよう」
という結論になったそうです。
ご相談時の状況|何から手を付ければいいのか分からない
実家を売却する方針は決まったものの、そこからいくつもの疑問が出てきました。
「相続登記はどうすればいいのか?」
「売却するには何が必要なのか?」
「家の中の荷物はどうすればいいのか?」
「遠方に住んでいても手続きできるのか?」
相続は何度も経験するものではありません。
ましてや、ご家族が亡くなられて間もない時期です。
何から始めればよいのか分からないというのは、決して珍しいことではありません。
「大津市 不動産相続」と検索して当社へご相談
そこでお二人は、まずインターネットで
「大津市 不動産相続」
と検索されたそうです。
その中で当社、株式会社sunny placeを見つけていただき、メールでお問い合わせをいただきました。
ご連絡をいただいた際、私が最初に考えたのは、
「今回は不動産の売却だけではなく、相続から売却までの流れ全体を一緒に整理する必要がある」
ということでした。
特に今回は、お兄様が埼玉県、妹様が愛媛県と、お二人とも滋賀県外にお住まいです。
不動産会社、司法書士、残置物撤去業者などに、それぞれお客様自身で連絡を取り、そのたびに滋賀県まで来ていただくとなると、大きな負担になってしまいます。
そこで、できる限り一度のご来訪で話を進められるよう準備することにしました。
当社の対応①|不動産査定と相続登記の相談を同時に実施
実家の査定に伺う際には、相続登記について相談できる司法書士にも同席してもらいました。
通常であれば、
「まず不動産会社へ相談する」
「次に司法書士を探す」
「改めて相続について説明する」
といった手間が発生する場合があります。
今回は最初から司法書士にも同席してもらうことで、不動産売却と相続登記について同時に確認できるようにしました。
当日は、まず私たちから不動産の査定金額をご説明しました。
ただ、査定金額だけをお伝えして終わりではありません。
私たちが特に時間をかけてお伝えしたのが、
「これから何を、どのような順番で進めればよいのか」
ということでした。
実家じまいから売却までの流れを一つずつ整理
今回ご説明した主な内容は次のとおりです。
相続直後は、すべてを一度に考えようとすると大きな負担になります。
そこで、「今やること」「次にやること」を順番に整理しながら進めていきました。
当社の対応②|家の荷物は「すぐに全部処分しない」
ご実家の中には、お母様の荷物だけでなく、すでに他界されていたお父様の荷物も多く残っていました。
実家を売却するとなると、
「まず家の中を全部空にしなければ」
と思われる方も少なくありません。
しかし私たちは、
「売却するからといって、すぐにすべて処分する必要はありません。まずはご家族にとって大切なもの、残しておきたいものを確認してください」
とお伝えしました。
ご両親が長年暮らしてきた家には、ご家族にとって大切な思い出の品もあります。
急いで処分してしまうと、後になって
「あれは残しておけばよかった」
と思われる可能性もあります。
そのため、まずはお二人で必要なものを確認していただき、それから残った家財について撤去業者を手配する流れにしました。
当社の対応③|司法書士と連携して相続登記を進行
相続した不動産を売却するためには、原則として相続登記を行い、不動産の名義を相続人へ変更する必要があります。
今回も、同席した司法書士から必要書類や手続きについてご説明してもらいました。
「何を準備すればよいのか」
「どの書類が必要なのか」
「今後どのような流れになるのか」
をその場で確認できたことで、売却と相続登記を並行して進められる状態を整えることができました。
約5カ月かけて、ご家族のペースで実家を整理
最初にお会いしてから、実際に残置物の撤去と売却を開始するまでには約5カ月かかりました。
その間、お二人には何度か滋賀県まで足を運んでいただき、実家の中にある必要な荷物を整理していただきました。
5カ月というと、
「売却まで時間がかかったのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、私たちは決して遅かったとは考えていません。
ご両親が長年暮らしてきた、大切なご実家です。
必要なものを確認し、思い出を整理し、ご家族として気持ちの区切りを付けながら実家じまいを進めるためには、それだけの時間が必要なこともあります。
実家じまいは、早ければよいというものではありません。
ご家族が納得できるペースで進めることも大切です。
準備完了後、すぐに販売活動をスタート
荷物の整理が終わり、残置物撤去の準備も整った段階で、お客様からご連絡をいただきました。
そこから私たちは、すぐに販売活動を開始しました。
すでに以前ご紹介した司法書士とも相続登記についての手続きを進めていただいていましたので、販売活動前に相続登記も無事に完了しまておりました。
売却に必要な準備を並行して進めていたことで、その後の手続きをスムーズに進めることができました。
販売開始から約1カ月で買主様が決定
販売活動を開始してから約1カ月後、購入を希望される買主様が見つかりました。
この時点では、
のどちらも完了していました。
そのため、買主様が決まってから慌てて準備をする必要もなく、スムーズに契約へ進むことができました。
当社の対応④|遠方からでも手続きできるよう郵送でサポート
お二人とも滋賀県外にお住まいだったため、契約書類などについては郵送を中心にやり取りしました。
ただ書類を送るだけでは、
「どこに記入するのか」
「どこに押印するのか」
「どの書類を返送するのか」
が分かりにくいことがあります。
そこで、記入が必要な箇所には付箋を付け、返信用封筒にもあらかじめ宛先を記載してお送りしました。
ひとつひとつは小さなことかもしれません。
しかし、遠方から手続きをされる方にとって、書類を見た瞬間に「何をすればいいのか」が分かることは、とても大切だと考えています。
できるだけ滋賀県まで来ていただく回数を減らし、お客様のご負担を抑えながら手続きを進めました。
約1カ月後に決済完了。無事に「実家じまい」へ
売買契約から約1カ月後、無事に決済・引き渡しまで完了しました。
こうして、お母様のご逝去から始まったお二人の「実家じまい」は無事に終了しました。
最初にお問い合わせをいただいたときには、
「何から始めればいいのか分からない」
という状態でした。
しかし、ひとつずつ必要なことを整理していくことで、
相続登記 → 荷物整理 → 残置物撤去 → 販売 → 契約 → 決済
まで無事に進めることができました。
お客様からいただいたお言葉
無事に売却が終わった後、お二人から、
「遠方からでもスムーズに実家じまいができて助かりました」
というお言葉をいただきました。
私としても、ご両親が長年暮らしてこられた大切なご実家について、荷物の整理や相続の準備から売却まで、最後までお手伝いできたことをうれしく思っています。
相続した実家の売却は「不動産を売るだけ」ではありません
今回のご相談を通して、改めて感じたことがあります。
相続した実家の売却は、単に不動産を売却するだけではありません。
など、さまざまなことを順番に進める必要があります。
さらに今回のように、相続人の方が県外に住んでいる場合、移動や業者とのやり取りも含めて負担は大きくなります。
だからこそ、最初に全体の流れを整理しておくことが大切です。
大津市・草津市の実家じまい・相続不動産でお悩みの方へ
「親が亡くなって実家を相続したけれど、何から始めればいいのか分からない」
「相続登記がまだ終わっていない」
「県外に住んでいるため、実家の管理ができない」
「実家に荷物が大量に残っている」
「司法書士や撤去業者を自分で探すのが大変」
このようなお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
株式会社sunny placeでは、不動産の査定や売却だけを考えるのではなく、相続から実家じまいまで、今どの段階にいて、次に何をする必要があるのかを一緒に整理することを大切にしています。
実家じまいは、ご家族s様にとって大きな決断です。
だからこそ、焦ってすべてを一人で進める必要はありません。
必要な手続きを一つずつ整理しながら、ご家族様が納得できる形で進めていきましょう。